肌が弱くてスキンケアがしっかりできない

敏感肌

ニキビ跡の赤みに悩んでいる方に結構多いのが、敏感肌であるがために効果的なスキンケアもできずに八方ふさがりのような状態になってしまっているという方です。


敏感肌の方は炎症なども悪化しやすく、しかも治りにくい傾向があるのでできるだけ早く対策をすべきなのに、なかなか肌に合ったコスメなどがないという歯がゆい状態なのです。


赤みが残ってしまっている状態というのは、ニキビによって傷つけられた部位が炎症を起こしている状態ですね。


 >参考記事:ニキビ跡の赤みが残る原因 | 原因を知ることが対策の第一歩!


しかも炎症というのは、同じダメージでも人それぞれ感度が異なるため、真っ赤になる人もいれば、ニキビができても赤くなりにくい人もいるわけです。


敏感肌というのは、ちょっとした刺激でも痛みを感じたり赤みを帯びたりする状態なので、ニキビ跡の赤みが普通よりも残りやすくなるのはもちろん、ひどい人は今まで使っていた化粧水を使っただけでもしみたり炎症が悪化してしまうことがあるくらい刺激に弱いのです。


このような状態になってしまうとニキビ跡に効果的だと評判のコスメであっても、しみたりして使うことができないものが多くなってしまうため、対策としてできることが少なくなってしまいます。


しかも、敏感肌の方ほどニキビができやすい(理由は後述します)ために、ニキビができないようにしっかりと洗顔をしようとした結果、洗顔時の刺激によってより症状を悪化させてしまうという悪循環に陥ることがあるのです。


肌質としてニキビ跡の赤みは目立ちやすいし、刺激にも弱いので肌に合うコスメが少ない、さらに肌への摩擦を軽減するために洗顔などのケアも極力避けたいという困った状況になってしまうわけです。


まさに八方ふさがりで、対策のしようがないじゃないか!と思ってしまいますが、そんなことはありません。


当たり前ですが、肌を正常な状態に戻してあげることと、刺激の少ないコスメを使ったケアをすることが必要になってきます。


よって、健康な肌の方以上に正しいスキンケア方法とコスメ選びが重要で、そのために「敏感肌の正しい理解」と「どのようなスキンケアが必要か」を知る必要があるのです。


そもそも敏感肌ってどんな状態?

疑問

敏感肌については美容やコスメ関連の雑誌などで必ず出てくるほど有名なものですが、お肌がどのような状態になってしまっているのかご存知でしょうか?


なんとなく言葉の通り刺激に弱いとかコスメが肌に合わなくなるというイメージはできると思うのですが、肌にどのような変化が起きているのはまでは知らない方の方が多いと思います。


どのような状態かを簡単に言ってしまえば、肌を守る力が弱くなってしまっている状態なんです。


外部からの刺激から肌を守るための構造や、肌の防御力が低下する理由などの詳細については「角質層とバリア機能 | ニキビ跡の赤みの悪化を防ぐ」という記事で書きましたが、基本的には肌の最表面にある角質層が不健康な状態になっているからなんです。


私たちの肌の表面にある角質層は、毛穴の詰まりの原因にもなったりするために取り除くべきというイメージのありますが、実は肌内部の真皮層へのダメージを緩和してくれています


しかし、肌トラブルや生活習慣、間違ったケアなどが原因で角質層に必要な油分が不足すると、刺激を緩和すること力が極端に弱くなってしまうのです。


そのため、健康な肌状態の人にくらべて刺激を受け止めにくい状態になってしまっているために、ニキビができれば炎症を起こして赤くなりやすいし、コスメに配合されている刺激成分などの侵入も防ぎきれずに痛みを感じたりして、今まで使っていたコスメでさえ使えなくなってしまうのです。


また、刺激に弱くなった肌は、どうにかして肌内部の真皮層への刺激を緩和しようとするために角質層を厚くしようとするのです。


本来はすでに役目を終えて剥がれ落ちるべき古くなった皮膚を、いつまでも残しておくことによって皮膚を厚くして刺激を避けようとするのです(これがターンオーバーの乱れ)。


この自己防衛策が、乾いてしぼんだ状態の角質層を毛穴の周りに積み上げてしまうために、毛穴は詰まりやすくなりニキビの原因になってしまうのです。


さらに、先ほど敏感肌というのは角質層の油分が不足した状態だと書きましたが、この状態になると刺激に弱いだけでなく、肌の内部の水分を閉じ込めておけなくなるため、一般的に乾燥肌と言われる症状もでてきます。


 >参考記事:乾燥肌のためにニキビ跡の赤みが治らない


よって、敏感肌の方は乾燥肌も併発していることが多いのです。


そのため、敏感肌の方は油分が不足して乾燥している状態になりやすいため、肌はどうにかして潤いを持たせようとして皮脂を過剰に分泌しやすいくなります。つまり、混合肌と言われる状態(乾燥しているのにオイリー肌)になって皮脂が多くなりやすいためニキビができやすい肌になるのです。


以上をまとめると敏感肌というのは、


  • 古い角質や皮脂が多くなりがちなので毛穴が詰まりやすくニキビができやすい
  • 刺激に弱いため炎症が長期化しやすい
  • 肌に合うコスメが少ない

というように、ニキビやその跡ができやすいのにケアしにくいという超悪循環になってしまうのです(最初のところで敏感肌だとニキビができやすいと言った理由ですね)。


このような理由から、敏感肌の方はニキビ跡が簡単に治るわけないのです。


よって、まずやるべきことは皮脂を落としたりすることよりも、敏感肌を改善して健康な肌を取り戻すことなのです。


敏感肌を改善するために必要なことは?

説明

基本的に健康な肌を取り戻すために必要なことというのは、先ほど紹介したこちらの記事で紹介した通りで、刺激を緩和しようとして肌のターンオーバーが遅れているため


  • ターンオーバーの促進
  • 間違ったスキンケアをやめること

が必要です。


間違ったスキンケアで一番多いのは「やりすぎてしまうこと」で、例えば敏感になっている状態の肌をゴシゴシと洗顔すれば当然炎症が悪化しやすいため適したやり方をするべきですね。


 >参考記事:ニキビ跡の赤みの洗顔方法とおすすめの洗顔料


また敏感肌がひどい場合は、スキンケア自体が刺激になってしまうこともあるので、あれこれコスメを使わずにオールインワンコスメなど必要最低限のものだけに絞ってケアをするということも検討しなければいけません。


 >参考記事:メディプラスゲルはニキビ跡の赤みのケアにもおすすめ!


間違ったスキンケアによって肌のバリア機能が低下している場合は一時的に水洗顔などを取り入れることも効果が期待できます。


以上のように、ターンオーバーの改善と正しいスキンケアを意識していけば、肌のバリア機能の回復を促進させることができると思います。


ただし、現在すでにニキビ跡の赤みのような炎症が起きてしまっている場合は、肌のバリア機能を回復させることに加えて炎症を悪化させないようにケアすることが大切です。


炎症を放置しておいて悪化させてしまえば、色素沈着につながってしまう可能性があるので、抗炎症作用のあるコスメなどの使用を検討してみるといいでしょう。


 >参考記事:ニキビ跡の色素沈着 | 赤みを放置して黒いシミができた時の治し方


そこで敏感肌の方が炎症を抑えるためのコスメ選びの注意点として、ビタミンC誘導体を配合した化粧水には注意が必要です。


ビタミンC誘導体自体は抗炎症作用やメラニン色素の生成を抑える効果などがあるため、多くのニキビやニキビ跡用のコスメに使われているのですが、濃度が高いものについては刺激が強い上に、皮脂抑制効果も高いため、炎症を悪化させてしまったり、より乾燥をひどくさせてしまう恐れがあるので、高濃度を謳っている水溶性ビミタンC誘導体の化粧水は避けるようにしましょう。


ビタミンC誘導体には水溶性以外にも刺激の弱いAPPS(アプレシエ)と呼ばれるものもあるのですが、敏感肌がひどい場合はものによっては肌に合わないこともあるので避ける方が賢明でしょう。


敏感肌でニキビ跡の赤みを治したいという場合は、抗炎症作用のある成分としてビタミンC誘導体ではなくて、グリチルリチン酸ジカリウムを配合しているものの方がトラブルが少ないし、一般的だと思いますので検討してみるといいと思います。