活性酸素は敵?味方?

敵 or 味方

活性酸素という言葉はテレビなどでも普通に使われるようになっていて、すでに老化の主要な原因として認知されてます。


ニキビやニキビ跡にとっても、活性酸素は炎症の原因を作り出すもとであるために、抗酸化作用のあるビタミンCを配合したサプリメントやコスメが効果的なんですね。



完全に悪者扱いされてしまっている活性酸素ですが、そもそも何のために体内に発生するのでしょうか?


本当に必要ないものであるなら、もっと抗酸化をした方がいい!という声が上がってもいいような気がしますね。


でもそうならないのは、実は身体にとって役立つ面もあるからなんです。


実際に、活性酸素が無いと私たちは生きていけないません


ただし、増えすぎると問題なるものなので、味方でもあり敵でもあるというのが本当のところなんですね。


そもそもどんなものなの?

くっつきやすい

活性酸素という言葉はよく聞きますが、酸素とどのように違っていて、どうして体内に発生してしまうのでしょうか?


活性酸素がどんなものかという質問に対する回答として、「不安定な」または「反応性の高い」酸素という説明がされますね。


化学について学んだことがあれば、不安定と聞けば電気的に中性でないものをイメージできるのですが、一般的にはわかりにくいですし、知る必要もありません。


感覚としてわかればいいので簡単に言うと、不安定というのは他の何かとくっつこうとしたがるということです。


イメージとしては、子どものころに遊んだシールなんかを考えると分りやすいかもしれません。


普通の酸素はシールを台紙から剥がす前の状態で、活性酸素は台紙から剥がした後の状態なんですね。


そのため、ただの酸素は、剥がす前のシールのように台紙にしっかりとくっついているので他のものととくっつこうとすることは無く、安定している状態なんです。


しかし、活性酸素の方は台紙から剥がされて粘着面が露出している状態なので、他の何かとくっつこうするわけです。


これが言わば反応性の高い状態、またはいろんなものとくっつきたがって不安定な状態ということなんです。


このように活性酸素というのは、いろんなものとくっつきたがる酸素だと考えればOKです。


どうして体内に発生するの?

殺菌作用

活性酸素は他のものとくっつきたがる性質があることは分かったと思いますが、どうして体内に存在してしまうのでしょうか?


先ほど酸素と活性酸素の違いを、シールを台紙から剥がす前と後の状態に例えて説明しましたが、このように酸素が少し変化したものが活性酸素なんですね。


そのため、体内に酸素がある限り一定量が活性酸素に変化してしまうのです。


例えば、運動をするときには体内の脂肪をエネルギーに変える必要がありますが、そのときに呼吸によって取り込んだ酸素を使います。しかし、エネルギーを作り出すときに一部の酸素が活性酸素に変化してしまうのです。


また、タバコを吸うことによっても体内に取り込まれてしまいます。タバコには過酸化水素という活性酸素の1種が含まれているため、活性酸素を吸いこんでいるようなものなんですね。


他にもストレスが溜まったり、紫外線を浴びるといったことによっても体内に活性酸素が発生してしまいます。


 >参考記事:ニキビ跡の赤みには日焼け止めによる紫外線対策を忘れずに!


このように様々な理由で体内に活性酸素が発生してしまうわけですが、当サイトはニキビ跡の赤みについてのものなので、一番深く関わってくる殺菌作用にスポットをあてましょう。


活性酸素は細胞を劣化させてしまうという攻撃性があることはここまででもお話ししたとおりですが、この攻撃性を活かして細菌なども劣化せて倒す力があるため、体内に有害な菌が発生・侵入してきたときに、免疫作用として一部の酸素が活性化するようにできているのです。


殺菌作用が諸刃の剣

両刃の剣

一般的に酸素そのものはエネルギーを発揮するうえで必要なもので役立つものというイメージなんですが、酸素は何かと結びつくと、その相手を劣化させてしまうという一面もあるのです。


リンゴなどの白っぽい果物を切って放置しておくと、すぐに色が変わってしまいますが、これも酸素と結びついたことで劣化した状態です。


そして、活性酸素は相手を劣化させるという酸素の持つ性質をに、いろんなものとくっつきたがる性質を加えたものであるため、敵味方関係なくあらゆるものを劣化させてしまうんですね。


相手を劣化させるという性質のお陰で、細胞の老化の原因にもなる反面、身体にとって有害な物質を劣化させて倒すことができるのです。


例えば、ガンの治療として用いられれる放射線治療も、放射線を当てることによって紫外線を浴びた時のように体内に活性酸素を発生させて、ガン細胞を劣化させてしまおうというものです。


このように人間の体内では活性酸素の殺菌作用は欠かせないものである一方で、正常な細胞まで劣化させてしまうという難点もあるのです。


ニキビというのはアクネ菌の増殖によってできるもので、この菌の発生を抑えるために活性酸素が作られ、それがもとで炎症につながることはニキビ跡の赤みの原因にも書きましたが、活性酸素の力によって殺菌してくれる一方で、正常な細胞を傷つけて炎症を起こしてしまうのです。


また、体内に活性酸素が多い状態が続くと、皮膚の内部にあるコラーゲンなどを徐々に変質させてシミやシワなどができる原因になってしまうのです。


このように、活性酸素は人間が生きていくうえで欠かせない力を持ちながらも全然言うことを聞いてくれないために、敵にも味方にもなり得る存在なんですね。


スキンケアに関する情報で出てくる活性酸素は悪いイメージしかないかもしれませんが、実は必要があるから体内に存在しているということです。


そして増えすぎてしまうといいことはないため、ストレスや喫煙などの活性酸素を無駄に増やす条件を極力排除することがお肌にとっては最適であるということ知り、日頃から活性酸素とうまく付き合えるように意識して生活していくことが大切なんです。