ニキビ跡の赤みを抑えるグリチルリチン酸ジカリウム

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ニキビ跡の赤みのケアにグリチルリチン酸ジカリウム

疑問

ニキビ跡の赤みに悩んでいる方であれば、早く治すためにどんなスキンケアが必要なのか調べたことがあると思います。


そうするとグリチルリチン酸ジカリウムという成分を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?


ニキビケアの商品などにも必ずと言ってもいいほど配合されている成分ですが、期待される効果は炎症を抑えてくれるというものです。


そのため、ニキビに関わるもの以外でも頭皮の炎症や喉の炎症など広範囲に渡り利用されているものです。


しかし、一部では副作用などが指摘されていて本当に安全なのかと考えている方が結構いるようですね。


ニキビ跡の炎症というのは細胞の修復作業でもあるため体にとっては必要なものであるはずななのに、どうして抑える必要があるのか?といった疑問を持つ方もいると思います。


そこで、グリチルリチン酸ジカリウムがどのようなもので、危険性などがあるのかどうか、さらに抗炎症作用というのはどうして必要なのかという根本的なところを整理していきたいと思います。


グリチルリチン酸ジカリウムってどんな成分?危険性は?

甘草

まずはグリチルリチン酸ジカリウムというものがどのような成分なのかについて簡単に知っておきましょう。


これは調べると色々なサイトに書かれていることですが、漢方として昔から利用されている甘草(カンゾウ)という植物の根っこから抽出されるグリチルリチンという成分がもとになっています。


基本的には炎症を抑えてくれる作用があるために、本当に多くの漢方やお肌をケアする商品に配合されています


例えば、風邪を引いた時の体内の炎症に作用する漢方として、誰もが知っている葛根湯(かっこんとう)にも配合されていますし、育毛剤やシャンプーにも使われていて、頭皮の肌荒れや炎症などを抑えて健康な状態に導く効果が期待されています。


グリチルリチン酸ジカリウムの効果についてよく言われるのが、「ステロイドのような働き」です。


ステロイドというのはアトピーなどのように強いアレルギー反応がでる症状を強制的に抑えるための薬なので、効果が強い代わりに副作用があるため多くの方が敬遠する理由となっています。


そのため、ステロイドという言葉を聞いただけで、まさにアレルギーのように過剰に反応する方がいますが、ステロイドと言っても濃度によって効果も副作用もピンからキリまであるのです。


例えば、生後3ヶ月以内の赤ちゃんに多い乳児性湿疹という皮膚炎のようなものにも使われることがありますが、アトピーの時に使うような強力なものではないので、うちの子供も使っていましたが何の副作用もありませんでした。


グリチルリチン酸ジカリウムも過剰に内服すれば副作用が現れるのは確かなようですが、肌への使用では問題ありません


また、化粧品などのように基本的に医師が処方する薬という位置づけでないものについては、体への害がない範囲に成分の量を抑えるように法律で定められているため、心配無いと考えていいでしょう


また、グリチルリチン酸ジカリウムは植物から抽出される天然由来成分であり肌への刺激が少ないため、敏感肌の方でも使用できるというメリットから多くの商品に採用されているのです。


ニキビ跡の赤みにグリチルリチン酸ジカリウムがいい理由

薬

ニキビ跡の赤みというのは、ニキビによってダメージを受けた細胞を修復するために局部的に血管が発達して赤くなっているのだと別の記事で説明しました。


 >参考記事:ニキビ跡の赤みが残る原因 | 原因を知ることが対策の第一歩!


一般的なイメージとして、炎症というのは赤く腫れて痛みや痒みを伴うので、薬などを塗って抑えてあげる必要があるいったものですよね。


でも、ダメージを受けた細胞の修復作業でもあるのにどうして炎症を抑える必要があるの?と思ってしまいますよね。


基本的にグリチルリチン酸ジカリウムのような抗炎症作用のある成分の役割というのは、過剰な炎症を抑えることです。


ニキビ跡の赤みも基本的にはアクネ菌を倒そうとしてダメージを受けた細胞を修復するための反応なので、必要なものなのです。


ただし、同じダメージ具合でも実はどれだけ赤くなるかは人それぞれ違ってきます。


敏感肌という症状があるように、同じ刺激でも人によって感度が異なってくるのです。


そのため、同じニキビによるダメージであっても炎症反応の強さは色々で、人によってはそこまでの修復作業が必要で無いにも関わらず真っ赤に腫れ上がる人もいるわけです。


このように体内にある炎症を起こすセンサーが過剰な人の場合は、不必要な身体の反応を抑えてあげることによってニキビ跡の赤みのような目立つ症状も緩和してながら、必要な修復作業を続ける必要があるので、ある程度炎症を抑えてあげることが効果的なのです。


別の例で言うと、アトピー肌というのはまさににセンサーが過剰になり過ぎているために起こるものですね。


健康な肌の人には何も感じないようなちょっとした刺激などに反応して、強い痒みや赤みが発生して引かなくなってしまうという症状なので、強力なステロイドを使って副作用が残ってでも炎症を抑えようとするわけです。


ニキビやニキビ跡の炎症であれば、日常生活に支障がでるほどの痒みや痛みのような症状ではないので、ステロイドのようなものは不要でもっと効果もマイルドで副作用の心配が無いグリチルリチン酸ジカリウムが使用されるというわけです。


炎症を抑えることは大切だけど根本的な解決じゃない

説明

ここまでで、グリチルリチン酸ジカリウムがニキビやニキビ跡の炎症を抑える効果があること、そして炎症を抑えるということの意味も理解して頂けたかと思います。


ただ、1つだけ忘れてはいけないことは


炎症を抑えることは根本的な解決にならない

ということです。


当たり前ですが、赤くなったニキビ跡の炎症を抑えて見た目が少し綺麗になったとしても、その後に新たなニキビができてしまったら、結局赤みがまた残ってしまうようになる可能性があるわけです。


そのため、グリチルリチン酸ジカリウムを配合したコスメなどを使って症状を緩和することができても、新たなニキビ跡を防ぐことにはならないのです。


抗炎症作用というのはあくまでも対症療法(今ある症状を抑えるだけ)なので、炎症が起きてしまっている場合に必要なのは間違いありませんが、再発の防止をする効果は無いのです。


よって、新たなニキビ跡を増やさないようにするためにも、炎症を抑えるだけでなくターンオーバーの改善などを促進してくれる作用のある成分を含んだコスメの使用、そして生活習慣の改善なども合せて実施するようにすることが必要であることも忘れてはいけません。