赤みを放置するとクレーターになる?

クレーター

ニキビ跡の赤みが何ヶ月も治らなくて困っているという方はたくさんいると思います。


酷くなるとメイクで隠すのも難しくなってしまうので、本当に憂鬱なんですが、早く治すためにしっかりとしたケアをしていますか?


結構多くの方がニキビ跡の赤みに悩んでいると言いながら、適切なケアをせずにネット上にある嘘か本当かわからないような短期的に治す方法!みたいなものに振り回されているのではないでしょうか?


 >参考記事:ニキビ跡の赤みにオロナインがいい?


しかし、現在赤く残っているのは炎症を起こしている状態なので、間違ったケアをして悪化させてしまったりすると、シミのように黒く色素沈着してしまうことがあるというのは別の記事でもお話ししました。


 >参考記事:ニキビ跡の色素沈着 | 赤みを放置して黒いシミができた時の治し方


色素沈着になってしまうと赤み以上に治りにくくなるので、できるだけ避けたいものですが、それ以上に怖いのは、炎症を放置したり間違ったケアによって悪化がひどくなってしまうことによって、いわゆるクレーターと呼ばれる陥没した状態になってしまうことなんです。


クレーターになると、赤みや色素沈着と違ってスキンケアなどのレベルで治すことはできません


有名芸能人でも凸凹としたニキビ跡が残ってしまっている方がいますが、美容皮膚科などで高額な治療をしない限り治らないのです。


ニキビ跡の赤みが目立つと言ってファンデなどで隠し続けているだけでちゃんとしたケアをしていないと、最終的にはこのクレーターになってしまう恐れがあるという認識をしっかりと持つことが、間違ったケアや短期間で治るという怪しい情報に振り回されないためにも大事だと思うのです。


クレーターは深い傷跡と同じもの

解説

ニキビ跡の赤みを悪化させてクレーターになってしまわないようにするためにも、クレーターの恐ろしさを正しく理解しておきましょう。


クレーターというのは、簡単に言えば深い傷跡です。


手術や深めの切り傷を負った経験がある方ならイメージできると思いますが、傷はある程度の深さになると治ってから数年経っても白っぽい(場合によっては赤い)跡が残り続けますよね。


これは、外部から受けたダメージによって皮膚が損傷した部分に、元の皮膚とは異なる組織が作られるために、元々ある皮膚とは色が違って見えるのです。


ニキビ跡の赤みというのは、ニキビの原因であるアクネ菌を倒そうとして免疫細胞が戦った結果、正常な肌細胞まで傷つけてしまった状態ですね。


 >参考記事:ニキビ跡の赤みが残る原因 | 原因を知ることが対策の第一歩!


ニキビというのは毛穴の中でアクネ菌が増殖している状態なので、毛穴の中にある皮膚にダメージを与えてしまうわけです。


そのため、毛穴の形状に沿って元々ある皮膚とは異なる組織ができてしまうために、毛穴の形のまま跡が残ってブツブツ穴が開いたような跡になったり、ダメージが広い場合はクレーターと呼ばれる大きい凹みが残ってしまうのです。


どうして一生残ってしまうの?

どうして

ニキビ跡の赤みが悪化していくとクレーターのようになってしまったとしても、ビタミンC誘導体とかで治るんでしょ?と本気で思っている方もいるようですが、基本的には自宅でのケアでは治りません。


確かにビタミンC誘導体は肌の弾力のもとであるコラーゲンの生成を促進してくれる効果があるため、肌をふっくらとさせることで小さな凸凹ならば目立たなくなること期待できますが、凹凸を根本的に無くすことはできません。


どうしてクレーターになると一生跡が残ってしまうのかというと、私たちの皮膚の内部は損傷すると基本的に元通りに回復することができないからなんです。


「子供の頃に転んでできた傷は綺麗に治ったよ!」


と思うかもしれませんが、これは表面にある皮膚は再生しているものの、内部では完全に元通りになっているわけではないのです。


ニキビ跡のクレーターの重大さを認識するために、私たちの体ではどのように傷が治るのかを理解しましょう。


基本的に私たちの肌は表面から順に表皮・真皮・皮下組織という構造になっています。


表皮は傷ついたり破れたりしても再生したりターンオーバーによって新しいものに入れ替わることができるのですが、真皮の部分は基本的に再生することもないし、ターンオーバーもほぼありません


(真皮は3年前後かけて徐々に新しいものが作られていると言われていますが、正確期間はわからないようです。)


そのため、わずか0.2mmの表皮の内側にある真皮層に傷がつくと、治すためには3年前後の時間がかかってしまうわけです。


しかし、傷を治すのに3年もかかっていたのでは生きていくうえで困ることがたくさんでてきますよね。


そこで、真皮層については傷がついた場合に、その部分を急いで”真皮層のようなもの”を作って埋め合わせようとするのです。


真皮層というのはコラーゲンというたんぱく質の一種を主成分として作られているのですが、傷を埋めるために急いで作られた組織は3年以上かけて作られる真皮層と比べるとコラーゲンの質も低く、ちょっと元の性質とは異なるものなんですね。


これを瘢痕組織(はんこんそしき)と呼びますが、瘢痕組織には毛穴も汗腺も無く、もとの真皮よりも白くて固い組織なので、傷が大きいほど表皮を通して外側から見ても識別でき、一般的に言われる傷跡として見えてしまうのです。


どんなに小さな傷でも真皮層まで傷がついていれば基本的には元の真皮とは違う瘢痕組織で埋められてしまうため、傷跡が残ります。


しかし、表皮が再生して瘢痕組織を覆ってしまうため、傷が浅くて小さいほど表皮に隠れて傷跡が目立たないだけなのです。


ニキビ跡が陥没して、いわゆるクレーターになってしまうのも、毛穴の内部にある真皮層がニキビの炎症によって傷つけられることによって、毛穴の形状に沿って瘢痕組織ができてしまい、毛穴の形のまま傷跡として残ってしまうからなんです。


毛穴の大きさのまま傷跡として残るとブツブツに見えるし、炎症がひどくダメージが広範囲に渡ると大きな凹みになってしまうのです。


このように形こそ違ってもクレーターと言われる陥没したニキビ跡は、深い切り傷や手術の跡のように本来の皮膚とは異なる組織が残ってしまった状態なので、化粧水や美容液を塗ったところで治るものではないのです。


間違ったケアは危険!

スキンケア

このようにニキビ跡がクレーターになってしまうと一生ものの傷跡を顔に作ってしまうことなので、赤みの段階でしっかりと正しいケアをしておくべきです。


ニキビ跡の赤みを治すためにはできるだけお金を掛けたくない!などと考えて、ネット上にあるいかにも今すぐ治りそうな適当なスキンケアを実施して何ヶ月も炎症を残したままでいることはすごく大きなリスクになるのです。


他の記事でも何度も言っていますが、例え赤みであっても基本的には1週間や2週間では治りません。


そのことをしっかりと認識して、ニキビ跡の中でも初期段階である赤みのうちに、できるだけ早く炎症が治まるように正しいケアを長期的に実施していくことが大切なのです。


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